田原市博物館 特別展 近世能装束の世界 用の美〜武家貴族の美意識

平成29年7月15日土曜日から12月10日日曜日

開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(※月曜日が祝日の場合は翌日休館)
入館料 一般600円(480円)、小・中学生以下は無料
・( )内は20人以上の団体料金。毎週土曜日は高校生も無料。
※使用済特別展チケットをご持参くだされば、会期中2回目以降300円で
 入場できます。 吉胡貝塚資料館との共通券もあります。
※7月15日(土)・10月11日(水)は無料開放日
 ただし、7月15日は開会式終了後の時から一般公開となります。
主催 田原市博物館・公益財団法人崋山会・中日新聞社
後援 愛知県教育委員会
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「能」は14世紀に大成された日本を代表する伝統芸能で、武家文化を中心に発展し、能面は、桃山・江戸時代初期に、能装束は江戸中期18世紀に武家式楽として磐石の地位を得た時に完成しています。

近世の能面・能装束には各々の曲に必要な位があり、能面は豊かな表情を創り出し、能装束は品位のある優麗・静寂・端正な美しさがあります。脆弱な絹糸・色彩などの素材は、移りゆく時の流れによって退色と質感の変化、そして舞台装束の宿命である皺や傷みが生じます。修復による変化は一時限りの深い情致を薫らせ、能曲に登場する人物の奥深い内面に潜む微妙な心と唯一相応します。この移ろいは時代を超え、人々に深い感銘を与え続けます。

能装束の復原、制作により、能楽文化に貢献されている山口能装束研究所のご協力をいただき、文武両道を極めた武家貴族の優れた美意識に裏打ちされた高い教養と精神性が結実した能装束・能面の「用の美」を紹介します。

特別公演

  • 観世流による能講座「装束付」と「羽衣」演能
    10月11日(水) 崋山会館 13:30〜
    ※図録をお買上げの方で、当日先着60名様 まで前列の特別観覧席(整理券配布)をご用意いたします。
  • 仙助流 南京玉すだれ・手妻公演と「武家の芸能・庶民の芸能」講演
    11月26日(日) 崋山会館 13:30〜 (解説 山口憲)

能装束講座

時間:いずれも13:30〜 ※会場が田原市博物館の場合は要観覧料

  • 7月15日(土)能装束講演「近世の能装束の世界」山口朋子(会場:田原市博物館)
  • 8月6日(日) 展示解説 山口憲(会場:田原市博物館)
  • 8月27日(日)能装束講演「近世の能装束の世界・色彩編」山口朋子(会場:田原市博物館)
  • 9月10日(日)能装束講演「近世の能装束の世界・機織と養蚕編」山口憲(会場:田原市博物館)
  • 9月24日(日)展示解説 山口朋子(会場:田原市博物館)
  • 10月1日(日)能装束講演「近世の能装束の世界・素材編」山口朋子(会場:田原市博物館)
  • 10月11日(水)観世流による装束付と「羽衣」演能(会場:崋山会館)
  • 10月29日(日)展示解説 山口朋子(会場:田原市博物館)
  • 11月12日(日)能装束講演「近世の能装束の世界・文様編」山口朋子(会場:田原市博物館)
  • 11月26日(日)南京玉すだれ・手妻公演(会場:崋山会館)
           講演「武家の芸能、庶民の芸能」山口憲(会場:田原市博物館)
  • 12月10日(日)能装束講演「近世の能装束−用の美−武家貴族の美意識」山口憲(会場:田原市博物館)

展示解説

8月6日(日)・9月24日(日)・10月29日(日)いずれも13:30〜 博物館内《要観覧料》