開館時間 | 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) ※9月10日(土)の一般公開は開会式終了後の 午前10時30分からとなります。 |
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休館日 | 毎週月曜日 ※ただし9月19日、10月10日は開館、9月20日(火)は休館 ※会期中、展示替を行います。 |
観覧料 | 一般500円(400円) 小・中学生は無料 ( )内は20名以上の団体割引料金です。 ※10月11日は崋山大祭のため無料開放 |
主催 | 田原市博物館、財団法人崋山会、中日新聞社 |
後援 | 愛知県教育委員会 |
江戸時代後期に入ると、江戸の繁栄を背景に、町人文化が最盛期を迎え、浮世絵などが流行します。この時期には、元や明時代の南宗画の影響を受け、文人画が生まれました。谷文晁は南宗画に北宗画を調和させ、狩野派・南蘋派・洋風画を学び、江戸画壇に新風を吹き込みます。その弟子には渡辺崋山・椿椿山・立原杏所等の画家が出て、関東の文人画界に大きな影響を与えました。
文人画家には、実景を題材として、「真景図」へ興味を高める画家が登場してきます。武士を中心とした知識人の関心は、名所図・図会の流行を生み出し、風景スケッチは、その伸びやかな感性ゆえに、完成画とは異なる魅力で見る人を引き付けます。庶民は穏やかな風景版画の需要を呼び起こし、「東海道五十三次」などの風物を写生風に描いた連作の流行を生み出しました。
今回、谷文晁・渡辺崋山を中心に、同時期の洋風画家の作品から当時の人々が見た風景、幕末から明治に登場した名所浮世絵・図会を概観し、江戸という時代を現代によみがえらせて展観します。
日時:9月25日(日)/10月16日(日)/10月30日(日)午前11時から
場所:田原市博物館内(※観覧料が必要となります。)
名所絵・山水画から風景画へ〜写生という視点から
10月11日(火) 午後1時30分 場所/崋山会館
講師/板橋区立美術館長 安村敏信氏