企画展 世田谷美術館所蔵作品による「向井潤吉展」風土をみつめる旅

開催日 2008年5月31日(土)〜7月6日(日)※5月31日(土)の一般公開は正午からになります。
開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 6月2日(月)・9日(月)・16日(月)
観覧料 一般600円(480円) 小・中学生は無料 ※()内は20名以上の団体割引料金です。
会場 田原市博物館

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◆ 作者紹介 向井潤吉(1901〜1995)は京都市に生まれ、関西美術院に学びました。
1920年に二科展に初入選後、1927年に渡欧、ルーヴル美術館で摸写に没頭し、技法、表現の研究を重ねました。1930年には樗牛賞を受賞し、1933年からは、東京都世田谷区にアトリエを構え、制作拠点としました。そのアトリエは現在、向井潤吉アトリエ館となっています。1937年からは陸軍報道班員として、戦争記録画の制作にも従事し、1945年には行動美術協会の創立会員となります。戦後は高度経済成長の中、失われていく風景を記録していくことをライフワークとして茅葺屋根の民家をモチーフに日本全国の風景を描き続け、1959年、再び渡欧し、ヨーロッパ各地を写生しています。1995年に93歳で亡くなるまで日本の原風景を描き続けた画家です。今回、大正8年(1919)から平成元年頃までの作品を展示し、里山の風景と調和し、見る者を惹きつけたその一貫した思想や表現力の秘密を世田谷美術館が所蔵する作品群によって総合的に回顧し、画家の魅力と生涯を探ります。


春遠き町 昭和20〜29年
奥丹波の秋(京都府船井郡丹波町) 昭和44年
聚落(山形県鶴岡市田麦俣) 昭和41年

◆ 記念講演会 演題「向井潤吉の画業にふれて」(入場無料)
講師:世田谷美術館美術担当課長 橋本善八 氏
日時:6月8日(日)午後1時30分から
会場:崋山会館


泉(アングルの模写)  昭和4年

◆ エッセイ朗読会 演題「向井潤吉・旅の記憶、旅の言葉」(入場無料)
講師:黒テント 小篠一成 氏
日時:6月15日(日)午後1時30分から
会場:田原市博物館


◆ 展示解説 解説:当館学芸員
日時:6月1日(日)・6月22日(日)午前11時
※エッセイ朗読会・展示解説に参加希望の方は観覧料が必要になります。


主催:第9回共同巡回展実行委員会、田原市博物館
特別協力:世田谷美術館
助成:財団法人地域創造
後援:愛知県教育委員会、NHK名古屋放送局、中日新聞社