崋山の書は若い時期には中国の先人の書を見習っていたようだが、達筆とは必ずしもいえない。蔵書には中国の書論・書評も多い。書も次第に上達し、文人画精神をよく反映している。特に田原蟄居中の書は、江戸の政治から離れて、穏やかな気持ちと自決を決意した清みきった気持ちからか文字に力がある。
田原市博物館(特別展示室) |
指定 |
作 品 名 |
作者名 |
年 代 |
備 考 |
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信長判じ絵
(のぶながはんえ) |
渡辺崋山 |
天保年間 |
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織田信長座右銘某宛書簡
(おだのぶながざゆうのめいぼうあてしょかん) |
渡辺崋山 |
江戸時代後期 |
個人蔵 |
重文 |
自筆墓表(不忠不孝渡邉登)
(じひつぼひょう - ふちゅうふこうわたなべのぼり) |
渡辺崋山 |
天保12年(1841) |
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辛丑元旦詠詩二首
(かのとうしがんたんえいしにしゅ) |
渡辺崋山 |
天保12年(1841) |
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東銘屏風(とうめいびょうぶ) |
渡辺崋山 |
天保年間 |
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西銘屏風(せいめいびょうぶ) |
渡辺崋山 |
天保9年(1838) |
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雷金製法(らいきんせいほう) |
渡辺崋山 |
天保年間 |
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崋山先生数字書(かざんせんせいすうじしょ) |
渡辺崋山 |
天保年間 |
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耐煩二大字額(たいはんにだいじがく) |
渡辺崋山 |
天保9年(1838) |
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中秋歩月五言律詩(ちゅうしゅうほげつごごんりっし) |
渡辺崋山 |
文政2年(1819) |
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重文 |
自筆遺書(渡辺立宛)
(じひついしょ - わたなべたつあて) |
渡辺崋山 |
天保12年(1841) |
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重文 |
自筆渡海願書(じひつとかいがんしょ) |
渡辺崋山 |
天保8年(1837) |
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重文 |
自筆助郷書類
(じひつすけごうしょるい) |
渡辺崋山 |
天保9年(1838) |
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重文 |
自筆狂歌草稿
(じひつきょうかそうこう) |
渡辺崋山 |
天保12年(1841) |
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重文 |
渡辺崋山印
(わたなべかざんいん) |
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曲亭馬琴宛書状
(きょくていばきんあてしょじょう) |
渡辺崋山 |
文政12年(1829) |
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重文 |
自筆遺書(椿椿山宛)
(じひついしょ - つばきちんざんあて) |
渡辺崋山 |
天保12年(1841) |
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重文 |
自筆扁額(報民倉)
(じひつへんがく - ほうみんそう) |
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天保7年(1836) |
常設展示室に展示 |