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開催日 | : | 2006年9月15日(金)〜10月22日(日) |
会場 | : | 田原市博物館 |
開館時間 | : | 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | : | 毎週月曜日 ただし9月18日・10月9日は祝日のため開館し、9月19日・10月10日は休館します。 会期中には作品の展示替があります。9月12日〜9月14日、10月24日〜10月26日は 展示替のため、休館します。 |
観覧料 | : |
一般600円(480円) 小・中学生以下は無料 ( )内は20名以上の団体割引料金です。 10月1日、10月11日、(崋山大祭)は無料公開します。 |
渡辺崋山(1793〜1841)に「雲烟(山水)は佶の長ずるところ、花卉(花鳥)は弼(椿椿山)の長ずるところ。
またおのおのその得意とするところに従って、その技をなすべし」といわれた佶、福田半香(1804〜1864)は遠州見付宿(現静岡県磐田市)に生まれた画家です。
天保4年(1833)4月、彼が30歳の時、田原に来ていた渡辺崋山を訪ね、翌年江戸に出て改めて崋山門に入りました。
そこで、同門の椿椿山(1801〜1854)が花卉に巧みであったので、半香は山水画に心を注ぎ、元明諸家の法を研鑽しました。
また、蛮社の獄で田原蟄居となった崋山を心配し、半香は画を売るための頒布会(半香義会)を開きました。
しかし、逆に崋山の自刃の因となりました。
半香は悔やみ、「私は師の窮乏を救おうとして、かえって師を災厄に陥らしめてしまった。
地下で謝罪するのだ」と崋山の菩提寺である小石川富坂下善雄寺(現東京都文京区小石川)に葬らしめました。 さて作品は、花鳥よりも山水を多く描き、得意としたといわれていますが、花鳥画にもすばらしい作品を残しています。 また中国の画家の作品を模写し勉強したことがわかる作品も残っています。 今回の企画展では、村松以弘(1772〜1839)・勾田台嶺(?〜1850年代)に学んだ若きころの時代、崋山のもとで学んだ時代、崋山の死により画風が変化した時代、半香独自の画風が確立した晩年、と半香の作品を鑑賞し、半香の人生のあゆみに思いを馳せます。 なお、会期中には作品の展示替があります。 |
田原市指定文化財 |
◆同時開催「渡辺崋山の弟子たち」特別展示室 ◆記念講演会
10月11日(水) 午後1時30分から |
静岡県指定文化財「浅絳山水図」
天保8年(1837) 常葉美術館蔵 |
◆展示解説
10月1日(日)、10月15日(日) 午前11時
今回の企画展の図録「福田半香展」を販売しております。
出品作品の図版が数多く掲載されています。 |
「山水図屏風」嘉永3年(1850)栃木県立博物館蔵 |
◆田原城跡 月見会10月7日(土)午後6時30分から ◆交通案内
・豊橋鉄道渥美線「三河田原駅」徒歩15分 |
「青緑山水図」 文久2年(1862)個人蔵 |
【特別展】渥美半島を描く 10月21日(土)〜11月26日(日) |