■伊良湖東大寺瓦窯跡■ 国指定史跡 平安から鎌倉時代に活発に生産活動が展開された渥美古窯の一つで、3基の窖窯が保存されています。奈良東大寺鎌倉再建時の瓦を焼いた窯跡で、「東大寺大佛殿瓦」と刻印された軒丸瓦や軒平瓦、平瓦などの瓦や瓦経、瓦塔などの宗教用具が出土しています。 ■伊良湖東大寺瓦窯跡出土瓦■ 市指定有形文化財 伊良湖東大寺瓦窯跡を昭和41年に発掘した際に出土した軒丸瓦(上)、軒平瓦(下)です。 この他にも平瓦があり、田原市渥美郷土資料館の埋蔵文化財室に展示してあります。 |
■宮山原始林■ 国指定天然記念物 宮山は、県の最南端近くにあって、高温多湿のため草木がよく茂り、原生林の状態を保っています。樹木は、暖地性常緑闊葉樹を主として、常緑植物と陰地性の草木が密生し、典型的な海岸暖地性の常緑樹林となっています。 |
■椛のシデコブシ自生地■ 国指定天然記念物 ■伊川津のシデコブシ■ 県指定天然記念物 シデコブシの分布は、非常に限られています。湿地を好み3月下旬から4月上旬頃、白ないしはピンク色の花をつけます。椛の群落には、約200株が自生しており、伊川津の群落とともに、県下でも有数のシデコブシの自生地となっています。 |
■伊川津貝塚■ 県指定史跡 伊川津町郷中全体に広がる大貝塚です。神明社の境内では、1m以上の厚さで貝が堆積したところもあります。貝塚からは、縄文時代後期から晩期の遺物や人骨が出土し、中でも叉状研歯のある頭骨や有髯土偶は全国的に有名です。 |
■ハマボウの野生地■ 県指定天然記念物 西南暖地の海岸付近に自生する落葉樹で、初夏から8月にかけて、むくげに似た黄色の花を咲かせます。温暖な渥美半島に亜熱帯植物が自生し、ここに自生するものが、その分布の北限にあたるものとして県から天然記念物に指定されています。 |
■皿焼12号窯■ 市指定史跡 渥美古窯の一つである『皿焼古窯跡群』(13基)の中で、最も状態が良かったのが「皿焼12号窯」です。現在では、田原市皿焼古窯館として復元保存されています。日常生活品や特殊製品を焼いた渥美古窯の窖窯の構造を見られる唯一の施設です。 |
■ハマセンダン■ 市指定天然記念物 近畿以西の暖地の海岸近くに生育する南方系の半落葉樹です。8月から9月にかけて、白く緑っぽい小さな花を咲かせます。県内では他に見られず、その生育の北限と見られ、樹齢はおよそ500年と推定されます。 |
渥美にある指定文化財の詳細と所在地を紹介します。 |
※指定文化財の一部を掲載しています。 |