田原市博物館|企画展

平成29年12月16日土曜日から平成30年1月28日日曜日
会場 田原市博物館
開館時間 開館時間:午前9時〜午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日
※ただし、月曜が祝日の場合は火曜休館、
12月28日(木)〜1月4日(木)まで休館
入場料 400円(320円)、小・中学生以下無料
( )は20人以上の団体料金。
※毎週土曜日は高校生も無料。
※展覧会初日は入場無料
主催 田原市教育委員会、田原市博物館
→ 展示作品リストはこちら

田原市が誇る縄文時代の遺跡 ー 保美貝塚

保美貝塚は、国史跡吉胡貝塚、県史跡伊川津貝塚ととも に縄文時代後・晩期の貝塚で、「渥美の三大貝塚」として知ら れています。また古くから多くの人類学者、考古学者の調査 が行われ、出土した遺物・縄文人骨は、黎明期の日本の考古 学・人類学の発展に大きく貢献したことで有名な遺跡です。

近年の調査で、東海地方初めての環状木柱列の発見、国 立歴史民俗博物館研究チーム調査による盤状集骨葬例の 発見とその研究など、過去の調査に加えめざましい新発見 があり注目されています。また、田原市の調査と、過去の調査 資料の整理によって保美貝塚は吉胡・伊川津貝塚とともに、東海地方はもとより日本の縄文文化の地域間交流を示すば かりでなく、縄文時代の社会、日本の歴史を考えるうえでも 大切な遺跡であることが再確認できました。

この展覧会は、90年ぶりに里帰りする遺物をはじめ、最新 の出土品による成果を通じ、保美貝塚の調査の成果を広く 市民の皆さんを始め多くの人たちに知っていただくため企画 したものです。

今回の展覧会、関連行事を通じ、保美貝塚、ふるさとの歴 史の深さ、素晴らしさを知っていただき、明日のまちづくりを考えるきっかけになればと思います。

関連行事

縄文セミナー

「保美貝塚の人たちとくらし」
日時:1月14日(日)午後1時30分〜
講師:中部大学 長田友也氏
会場:田原市博物館 受講無料

展示解説

日時:平成29年12月16日(土)、平成30年1月6日(土)
   いずれも午後1時〜
講師:当館学芸員 参加無料(※要観覧料)

【主な展示資料】

  • 縄文土器・石器・土偶・骨角器、貝輪及び貝輪製作関係資料、動物遺体、埋葬人骨、 埋葬犬、調査記録・調査写真・保美貝塚関連文献(田原市蔵)
  • ヒスイ製玉(個人蔵)、縄文土器(五貫森式土器一括)・骨角器ほか(個人蔵)

【里帰り展示】

  • 明治36年調査資料・骨角器・土偶ほか
  • 昭和16年・40年調査資料・縄文土器・調査記録ほか(東京大学総合研究博物館蔵)