会期 | : | 平成29年7月21日(金)〜9月3日(日) |
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開館時間 | : | 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) |
会場 | : | 田原市渥美郷土資料館 |
休館日 | : | 毎週月曜日 |
観覧料 | : | 無料 |
主催 | : | 田原市教育委員会、田原市博物館 |
平安時代終わり(12世紀初頭)から鎌倉時代(13世紀終わり頃)の約200年間に渥美半島の窯でやきものが盛んに焼かれていました。この渥美半島の窯を渥美窯と呼んでいます。渥美窯の製品には碗、皿、鉢、壺、甕などの日常製品や、仏教に関係する瓦塔、瓦経、経筒外容器などの宗教用具があります。渥美窯の1つの特徴として宗教用具が注目されています。渥美窯のやきもので、宝海天神社瓦経が田原市指定文化財となっています。
宝海天神社瓦経は、保美町地区の八幡社の宝物とされていたものです。大正2年に八幡社が宝海天神社に合祀され、この瓦経も宝海天神社の宝物とされて現在に至ります。「尊勝陀羅尼経」と「摩可般若波羅密多心経」が表・裏面に刻まれた2片の瓦経があります。
今回は、渥美窯の特徴の1つである宗教用具の瓦経を通して、渥美半島で焼かれたやきものに興味・関心をもっていただくため、市指定文化財「宝海天神社瓦経」の特別展示を行います。
なお、この展示は愛知やきものヒストリー2017連携特別展示となります。愛知やきものヒストリー2017は、日本を代表するやきものの産地である愛知県のやきもの文化を理解し、親しんでもらうことを目的としています。そのために各機関が連携し、やきもの関係の展示等を実施しています。
市指定文化財 「宝海天神社瓦経」 2片
宝海天神社蔵 田原市博物館寄託