秋の企画展 日本一の虎の画家 大橋翠石展

開催日 2008年10月4日(土)〜11月9日(日)
開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日
※ただし、10月13日(月)11月3日(月)は開館、10月14日(火)11月4日(火)は休館します。
観覧料 一般600円(480円) 小・中学生は無料 ※()内は20名以上の団体割引料金です。
会場 田原市博物館:企画展示室

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大橋翠石

◆ 作者紹介 大橋翠石(1865〜1945)は、その独特の虎の絵により「虎の翠石」として知られ、その晩年には中央の画壇と何ら関係を持たなかったにも関わらず高い画名を誇った画家です。岐阜、大垣に生まれ、幼児から絵を好み、地元の南画家、戸田葆堂について絵の手ほどきを受け、18歳の時に京都に出て一時期椿椿山に師事した天野方壷(1824〜1895)に師事し、のち崋山の二男であった渡辺小華(1835〜1887)に東京で師事して山水花鳥の基礎を身につけています。
1895年、第4回内国勧業博覧会に「虎図」を出品し、初出品ながら褒状・銀牌を獲得したのを皮切りに、各種展覧会で受賞を重ねています。

明治33年(1900)にはパリ万国博覧会に「猛虎図」を出品し、数多の画家を抑えて日本人画家としてただ1人優賞金牌を受賞。続けてセントルイス万国博覧会(1904)で優賞金牌、日英博覧会(1910)でも金牌を受けるなど、内外の博覧会で受賞を重ねました。
 昭和5年(1930)の『日本画家評価見立便覧』(日本絵画研究会)では「特別動物大家」として横山大観・竹内栖鳳に並ぶ評価を受けている翠石の作品約93点を展観し、翠石の画業とその活動とを再考します。


「端午即景之図」/個人蔵

◆ 記念講演会 演題「大橋翠石の生涯とその虎画」
日時:10月11日(土)午後1時30分から[入場無料]
会場:崋山会館
虎画家:野村玉樵【のむらぎょくしょう】氏

◆ 展示解説 日時:10月13日(月・祝) 午前11時
解説:当館学芸員

◆ ギャラリートーク 日時:10月26日(日)午後1時30分から
美術史家:村田隆志氏
※展示解説・ギャラリートークに参加希望の方は観覧料が必要になります。

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「遊猫之図」/個人蔵
「樹下洋鳥之図」/個人蔵