平常展 鈴木敏雄コレクション 平成16年度新収蔵品より
展示期間 平成17年1月22日(土)〜平成17年3月13日(日)

 今回の鈴木敏雄コレクションは、最近寄贈してくださった作品の中から選びました。様々な作品を鑑賞することの中から自分の好きな作品を見つけてみるのもよいかもしれません。皆様が楽しいひと時を過ごすことができますよう・・・。
 
展示作品リスト
赤羽根文化会館展示室
番号
作者
作品名
29   織部狛犬 雌
30   織部狛犬 雌
1   織部茶事用灯籠
18   白磁大壺
23   釉裏紅壺
3   青手古九谷蛤之夢大皿
4   万暦赤絵大皿
6   赤絵皿
7   青手古九谷大皿
9   釉裏紅壺
13   青花藻魚文壺
2   釉裏紅壺(官窯銘)
37   釉裏紅片壺
12   志野茶壺
11   染付唐草文壺
17   赤絵大皿
8   五彩龍文硯
36   呉須タンパン釉羅漢文大皿
24   白磁人形水注両面
32   織部硯
27 榊原清人 備前焼陶板
5   唐三彩 荷葉鳥文三脚盤
35   鍋島色絵花籠之図尺鉢

■ 赤羽根歴史民俗資料館
 明治時代に建てられた旧赤羽根小学校校舎を移築し、農漁村の庶民文化の生活様式や風俗習慣などに関する民俗資料を収蔵展示しています。
 田原市立赤羽根小学校敷地内にあり、学校が開いている時間であれば、観覧できます。くわしいことは田原市博物館にお問い合わせください。

陶磁器のメモ
織部…慶長年間(1596〜1615)から寛永年間(1624〜44)に美濃で焼かれた斬新奇抜な加飾陶器のこと。名称は天下一の茶の湯宗匠であった古田織部正重然(1544〜1615)の名から呼ばれた。古田織部の好尚を反映した陶器と考えられる。世界に先駆けて20世紀に流行する抽象意匠をつくり上げ現代美術の先取りと評せられる。主な焼造窯は岐阜県土岐市に集中する。
備前焼…岡山県備前市伊部を中心に、平安末期から約800年にわたって連綿と焼き続けられている焼き締め陶器。魅力は、釉薬を使わない肌の素朴さと渋い色合い、そして窯変にある。室町末期以降、窯変が顕著となり、桃山時代には焼成技術の進歩もあって、さまざまな窯変がみられるようになった。見所として鑑賞の対象となっている。
鍋島焼…江戸時代に肥前国を治めた鍋島家を領主とする鍋島藩が、特別の献上物を焼造させた藩窯およびその製品をいう。藩祖鍋島直茂が、文禄・慶長の役(1592〜98)を契機として朝鮮から招致した陶工の一人李参平が元和2年(1616)に佐賀県有田町の泉山に白磁鉱石を発見し、磁器の窯を開窯したと伝える。
 
田原市博物館/〒441-3421 愛知県田原市田原町巴江11-1 TEL:0531-22-1720 FAX:0531-22-2028
URL: http://www.taharamuseum.gr.jp