平常展 田原の美術 仲谷孝夫・彦坂和夫展

開催日 平成25年6月1日(土)〜7月7日(日)
開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場 企画展示室1

仲谷孝夫作品

企画展示室1
仲谷孝夫 (1918〜2006)
No. 作品名 制作年     備考 備考
90 自画像 2001〜02年 麻布 油彩 41.0 33.0    
2 森の詩 1950年 麻布 油彩 90.0 116.7    
3 海没林 1951年 麻布 油彩 160.1 130.0 第6回行動美術展入選 第3回行動美術豊橋展
4 海辺 1952年 麻布 油彩 116.7 90.9 第7回行動美術展 第4回行動美術豊橋展
6 二人 1954年 麻布 油彩 90.9 72.7 第9回行動美術展 第2回集団個展
10 海苔の人 1959年 麻布 油彩 116.7 90.9 第1回中部行動展  
11 ふるさと'61 1961年 麻布 油彩 162.1 130.3 第1回選抜展  
16 鶏(昼) 1964年 麻布 油彩 162.1 130.3 第19回行動美術展  
19 半島の人 1969年 麻布 油彩 162.1 130.3 第24回行動美術展 1回豊橋美術家クラブ展
23 丘陵病む 1972年 麻布 油彩 162.1 130.3 第27回行動美術展  
37 遠州灘(白い風) 1980年 麻布 油彩 130.3 162.1 第35回行動美術展  
42 昼のバス停 1982年 麻布 油彩 162.1 130.3 第24回中部行動展 第4回豊橋美術展
45 されど、また陽は昇る'83 1983年 麻布 油彩 162.1 130.3 第38回行動美術展  
50 緑陰 1985年 麻布 油彩 73.0 60.0 20回ル・サークル・ルージュ展  
54 惜別<GAMI氏> 1987年 麻布 油彩 162.1 130.3 第29回中部行動展 第9回豊橋美術展
60 老人の声は小さい 1990年 麻布 油彩 162.1 130.3 第45回行動美術展 第14回豊橋美術展
61 道V 1991年 麻布 油彩 162.1 130.0 第46回行動美術展 第16回豊橋美術展
75 友よ 1999年 麻布 油彩 116.7 90.9 第41回中部行動展 第21回豊橋美術展
78 ポスターの前の自画像 1996〜2000年 麻布 油彩 72.7 60.6 第50回豊橋市民展  
89 生きる 2002年 麻布 油彩 116.0 39.0 第57回行動美術展  
99 私の「KOHDO」 2005年 麻布 油彩 162.1 130.3 第60回行動美術展 第61回行動美術展=遺作
100 絵皿 1966年〜            
101 清酒「大倉」ラベル 1986年          
36 遠州灘(愛) 1980年 麻布 油彩 53.0 72.7 第3回現代の裸婦展 田原文化会館にて展示

※展示順とは異なります。

作者の略歴

仲谷孝夫 大正7年(1918)〜平成18年(2006)

仲谷孝夫(1918〜2006)は、渥美郡田原町に生まれ、京都市立絵画専門学校で日本画を学んだ後、戦後、洋画へ転向し、郷里の田原中学校で教員をつとめながら、1951年に行動美術展に初入選します。1957年には行動美術協会会友となり、1962年には愛知県立成章高等学校の教員となります。作品の主題は緑豊かな自然とともに生きる人々の姿であり、半ば抽象化された画面の中に自然が破壊される不安な世相を反映させながら、描き出しています。1970年に行動美術協会会員となると同時に審査員をつとめ、全国・中部地方の両方で活躍します。2001年に豊橋市美術博物館で初期からの画業を紹介した展覧会が開催されていますが、その後、88歳で逝去するまで作品制作は続けられました。


彦坂和夫作品

企画展示室1
彦坂和夫 (1935〜)
No. 作品名 制作年     備考 備考
5 酸化する空間 1961 麻布 油彩 90 129 行動美術展奨励賞  
11 文明の異同−翼と振子   パネル 絵具 182 364.0 4枚組  
28 深海B   麻布 油彩 90 116    
35 移動と異同 1979 パネル、木材 絵具 94 161 第34回行動美術展 奥行34.0
55 キャベツの進化論 1979 バネル、絵具   89 159    
61 葉脈都市(反転) 1996 パネル、真鍮
シルクスクリーン 160 90    
81 世界の地と図 デジタルとアナログの対話 1997 パネル、真鍮板
アルミ板
シルクスクリーン 150 90 2点組  
89 世界の地と図 ー啐啄の対話― 1997 パネル、鉛板 シルクスクリーン 90 189    
91 大陸と貝の位相 1998 パネル、鉛板、鋳造 シルクスクリーン 85 150    
96 アメリカ大陸   パネル シルクスクリーン 115 78 2枚組  
104 位相 二元論で「グー」   パネル、木材、金属   90 130 奥行6.0  
  未知への「干拓」-2013 2013 木材、陶板   103 95 厚さ7cm  
127 機械の虫 2004 パネル、木材、金属、銅版   40 100 村松画廊個展 2004 田原文化会館にて展示

※展示順とは異なります。

作者の略歴

彦坂和夫 昭和10年(1935)〜

彦坂和夫は、昭和10年に田原町に生まれ、中学校で仲谷孝夫に美術の指導を受けた。愛知県立成章高校へ進み、行動美術協会会友の大場厚に学んだ。大潮会学生の部特選受賞、武蔵野美術大学校(現武蔵野美術大学)西洋画科に進学。昭和32年、行動美術協会展入選、36年には行動美術協会奨励賞受賞、翌年、会友に推挙。環境汚染が進むのを感じた彦坂は、55年に行動美術協会を退会、翌年から環境保護活動への取り組みを始める。その意識は、非絵画としての立体芸術に及び、東京都江東区からの依頼による護岸壁画・モニュメントなどで自然と歴史の大切さを訴えている。平成23年には田原市博物館で「彦坂和夫展―過去・現在・未来をつなぐ創造のふるさと―」を開催。

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