一掃百態図
一掃百態図 いっそうひゃくたいず
文政元年(1818)
鋭く速い筆でユーモラスに、しかも品のよさも感じさせる画図、これは、崋山が26歳の時に描いた作品である。鎌倉時代から江戸の明和時代(1764〜72)に至るまでの古風俗10図、その当時の江戸の風俗41図により成る朱書きの入ったページもある稿本である。1日2夜かけてまとめ上げ、11月13日に出来上がったものである。古風俗より風俗の方が生き生きとして彩色されている。しかし最後の数ページには彩色されていないのは不思議である。
員数:1冊
材質彩色:紙本墨画・淡彩
法量(cm):26.4×19.5
渡辺家旧蔵

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